平成最後の夏、バーレスク東京へ

唇に赤色が足りない、と気付いたときにはもう遅く、開店時間を迎えたお店に入るべくビルのドアへと手を掛けたのは、7月末のこと。階段を降りるや否や、コケティッシュなメイクを施されたお店の女の子たちの顔面がどでかく印刷された壁紙に三方を囲われ、それは地下の入口まで深く続いていた。ポポロより大きい顔アップ画像見たの初めて〜!という軽口は出てこず、私の日常にはまったく所縁のない異様な雰囲気に早くも呑まれながら階段を下っていった。

180128 フレンズ グランパーティ@Zepp Diver City Tokyo

1月28日、Zepp Diver City Tokyoにてフレンズのグランパーティーに行ってきました。昨年春にYouTubeでたまたま出会った「夜にダンス」のMVを見てから、いつかライブに行ってみたいなと思いつつもなかなかタイミングが合わず、年明け1月にようやく初めて!フレンズのライブに行くことが出来ました。学生時代の頃から周りに音楽好きな子が誰かしらいたので、何度かフェスに足を運んだり個人主催のイベントに遊びに行ったことがあるものの、バンドの単独ライブは中学生の時に友達に誘って貰って行ったポルノグラフィティの74ersぶりで、自分の意思でチケットを取って足を運んだライブは今回が初めてです。いつもコンサートのチケットといえば6000〜8000円台だったので、まずチケットが安くてびっくり。先行指定で3500円。当落もすぐ出るし発券もコンビニで出来てお手軽〜!いつも見ているコンサートみたいに、頻繁に衣装が変わったりレーザービームが出たりフライングしたりポップアップで飛び出てきたりはなく、視覚的な演出は月面をモチーフにしたセットと映像と照明というすごくシンプルな構成。いつも自分は派手なものを見てきたなんだな、と改めて気付かされました。趣味が読書・映画・舞台・ジャニーズと視覚情報に偏ったものばかりだから、絵変わりなくて楽しめるのかな〜という心配は杞憂に終わりました。たーのしかったぁ!!

その日は多分、満月だった。

2017年9月6日、自担が怪我をする場面を目撃した日、私は住まいである東京ではなく神戸にいた。その日は満月だった。この満月、というのは自分の目で確かめたのではなく、「神戸公演の日は満月らしいよ」と事前にツイッターで話されていたのを見かけたのが記憶に残っていたので、私にとってあの日は満月だった。9月6日。新幹線で神戸の地に降りるのはその日が初めてで、まず神戸が新大阪より向こうにあることを初めて知った。ホテル付きで取ったチケットが新神戸ではなく新大阪降車なことにめちゃくちゃ狼狽えて、新神戸まで行くより新大阪から快速に乗ったので十分なことを学んだ。公演を最後まで見ると終電に間に合わないかもしれないからホテルを取って始発で帰ることにしたのだけれど、蓋を開けたらアリーナとホールで公演時間が短くなったから間に合ったんだよね。EXカード、ちゃんと買っておけばよかったな。勉強になりました。翌朝、始発で帰ってすぐに出勤する予定だったから、公演が終わったらすぐにホテルに戻るつもりだった。でも無理だった。公演が終わって私は縋る思いで連絡を取った。同じくその日の公演に入ったお知り合い、でもまだご飯は一緒にしたことなくて、でもその人しか私には頼れる相手がいなかった。その人はとても優しくて、別のお友達とご飯に行く予定だったのに、そこに私を入れてくれた。そのお友達さんも以前お会いしたことがあったのが幸いだった。...

中屋敷さんのツイキャスメモ

演出家・中屋敷法仁さんのツイキャスで話されていたことが大変興味深かったのでメモ。【塚田くんの話】・半蔵門線を使うときにA.B.C-Zのポスターを見かけた。撮影しようと思っていたのに気付いたらBABYMETALに変わってしまっていた。(A.B.C-Zポスターの掲載は6/19〜25までの1週間)・国際フォーラムでの公演は、脚本や塚田くんや他の俳優さんのスケールを劇場の大きさにリサイズする作業だった。「塚ちゃんもっと大きな会場で(コンサート)やってるじゃん」とは稽古場でも話していた。・塚田くんの初座長。演出家として誰かの“初座長”に立ち会えたことはなかなかない。塚ちゃんはとにかく素晴らしかった。まず自分が楽しんでいて、それが全て。この人についていきたいと思って、それを本人に伝えると謙遜していた。塚ちゃんはずっと生まれたてのような感覚をしていた。・俳優愛の話から、「塚ちゃん好きなの伝われ!」と思って演出していた。・塚田くんのソロ曲は視聴(済)。【中屋敷さんとお芝居】・5歳のときにお遊戯会で『ピーターパン』でフック船長を演じたときが自分の演出家としての根幹の半分を占めている。(残り2割は中学、1割は高校、とほぼ学生時代)皆は主役のピーターパンが一番難しいと思っていたけど、ピーターパンはいつでもどこでも“ピーターパン”でいればいい。けどフック船長は、対ピーターパン、対手下、対チクタクワニと、相...

初めて東中野で降りた日

映画『溺れるナイフ』の円盤化を記念して、山戸結希監督作品の凱旋上映がポレポレ東中野で開催されました。私のお目当ては、山戸監督のトークショー。私が山戸監督を知ったのはテレビ東京の佐久間P( @nobrock )のアカウントをフォローしていたからで、佐久間Pが絶賛するなんてどんな人なんだろう、と気になっていて。『溺れるナイフ』公開前にやっていた佐久間Pとのトークショーには予定が合わなくて行けなくて、後日見たネットニュースの記事や、先行上映で映画を観た人たちの感想がなんだかただごとじゃなかったから、映画は絶対観に行こう、と決めていました。ファッション雑誌で見かけてから小松菜奈ちゃんの存在はずっと気になっていて、絶対に苦手な分野だとわかっていても小松菜奈ちゃん見たさに『渇き。』を観に行ったことがあって、小松菜奈ちゃんが出てるだけで『溺れるナイフ』を観に行く理由は十分にあった。普段から映画はひとりで観に行ける質だし、ひとりでも観に行こうと思ってたけど、友達がジャニーズWESTの重岡くんのファンだったから、約束して一緒に映画館に観に行ったら、なるほど、確かにただごとじゃなかった。すごくすごくすごかった。重岡くんよかったね、って言ってあげたいけど言えないくらい、自分の中の大切なものが打ち鳴らされていた。山戸監督のアカウント( @KURAYAMI_TOWN)をフォローしだしたのもその頃だった。山戸...